結婚式の余興のルール
費用負担は新郎新婦が基本
結婚式の余興にかかる費用は、新郎新婦が負担する場合が多いです。余興を依頼する場合には新郎新婦側で予算を決めて、依頼された側はその額内でできることを企画して、行うことになるのです。
ただ、余興の内容によっては費用が高額になる場合もあります。大掛かりなセットや演出が必要な場合は金額も高くなりやすいので、その場合には新郎新婦の負担額は一部になる場合が多いです。
内容と予算
結婚式の余興は、インターネットなどや動画技術などが普及するまでは当日現場で歌やダンスを披露することが多かったものです。しかし近年では手軽に映像編集できるソフトなどが開発されているので、ムービーの上映なども主流になってきています。
動画制作などの場合の予算は5~8分ほどの作品で3~5万円ほどが相場です。映像であれば当日式や披露宴に参加することができない人からのお祝いのコメントなども新郎新婦に届けることができる点です。
結婚式の余興で気をつけなければならないこと
結婚式の余興は楽しいものですが、度が過ぎたものなどは逆にせっかくのお祝いの場を白けさせてしまうこともあるので気をつけなければなりません。結婚式の余興で気をつけなければならないタブーな内容として、以下のようなものがあります。
内輪ネタはNG
結婚式には様々な人が参列します。新郎新婦の親族はもちろん、友人や職場関係の人などもくるので、一部の人にしかわからないような内容の余興はふさわしくありません。新郎と新婦の両家に関わる人が集まるので、片方の家の人しかわからない内容などもNGです。
余興は会場にいる人全てが楽しめる内容でなければなりません。そのため、内輪ネタは控えましょう。
長すぎるものはNG
余興の時間は楽しいものではありますが、何事も限度というものがあります。長すぎる余興は間延びして逆に場を白けさせることがあるので、注意してください。
映像などの場合は5~8分ほどのムービーが多く、10分以上になると次第に見ている方も飽きてきてしまいます。もう少し見たいなあ…というくらいで終わらせることで、会場の人の満足度も高まります。
新郎新婦をけなす内容はNG
新郎新婦をいじって場を盛り上げるような内容の余興も、会場を盛り上げることができます。しかし、その度合いには注意が必要です。軽いいじり程度であれば笑って済ませることができますが、悪口とも受け止めることができるくらいの「けなし」になってしまうと、会場の雰囲気が一気に悪くなります。
仮に新郎新婦が気にしていないとしても、会場にいる人の気分を悪くしてしまうこともあるので、注意が必要です。
下品な内容はNG
お祝いの席での余興は、みんなが幸せな気持ちになることができるのがベストです。下ネタなどを挟むと確かに場は盛り上がるかもしれませんが、それは身内の普段のおしゃべりなどで行えばいいことであり、フォーマルな場にはふさわしくありません。
下ネタが苦手な人も多いですし、下品な内容で気分を害する人もいるので、会場にいる全員のことを考えたら、下品な内容の余興はNGです。
強制参加はさせない
会場の人に参加してもらうタイプの余興を用意することもあるでしょう。参加型の企画は場を盛り上げることができますが、そのような舞台に立つのが苦手な人も多いので、強要するのはやめましょう。
嫌がる人を無理やり参加させると見ている方も気を使ってしまいますし、何より場の空気が悪くなってしまいます。強制参加はさせずに、参加したい人を募って楽しく企画を楽しむのがベストです。
忌み言葉は使わない
結婚式はおめでたい席であり、これから一緒に人生を歩む新郎新婦を祝福する儀式です。そのため、できる限りマイナスな要素は排除しなければなりません。慶事の席で不吉なものはふさわしくないので、「忌み言葉」を使わないように気をつけましょう。
忌み言葉というのは縁起の悪い言葉のことで、例えば不幸を連想させるものや別れを連想させるもの、さらに重ね言葉などが挙げられます。不吉な言葉としては「最後」「死」「涙」「悪い」「痛い」「落ちる」などのマイナスな言葉です。また、別れを連想させる「終わり」「逃げる」「離れる」「切る」などの言葉にも気をつけましょう。「ますます」「しばしば」などの重ね言葉は「繰り返す」ことを連想させるので、一度きりが望ましい結婚式や披露宴にはふさわしくありません。
使用するBGMにも注意
余興としてムービーを流したいという人は、後ろに流すBGMにもこだわりたいという人もいるでしょう。しかし、使用するBGMには「著作権」が絡む場合もあるので、使用できない楽曲もあります。せっかくムービーを作ったのに流せない、ということになってはもったいないので、使用楽曲が決まったらあらかじめ式場に確認を取ってから動画の作成に入るようにしましょう。
結婚式でおすすめの余興TOP3
結婚式で人気の余興には、どのようなものがあるのでしょうか。
新郎新婦の紹介ムービー
新郎新婦の紹介ムービーは、最近の結婚式で主流になっている余興の一つです。新郎新婦を知る親しい友人や知人がコメントを残しているものも多く、式で初めて見る新郎新婦も楽しめる内容なので、人気の余興です。
お祝いダンスや歌
結婚式のお祝いにダンスや歌を披露するのは、結婚式の定番余興の一つです。この場合は歌やダンスが得意な人が行うと、ショーのようになって盛り上がります。歌やダンスの技術に自信があるという人は、依頼されることも多いでしょう。
流行りのお笑いネタ
余興は会場にいるみんなが楽しめる内容にすることが大前提です。そのためには、はやりのお笑いネタを取り入れていくのも良いでしょう。ただ、脱いだりするような芸風の芸人のネタは、フォーマルな式にふさわしくないので、控えた方が良いでしょう。
まとめ
今回は、結婚式の余興におすすめの内容と、気をつけるべきNGポイントについて紹介してきました。結婚式の余興では参列している人みんなが楽しめる内容を選ぶことが大切なので、その点を意識して余興の企画を考えると良いでしょう。
素敵な余興を披露して、結婚式を盛り上げましょう!